阿弥陀岳南稜(八ケ岳)
2005年11月19日 快晴 2人
舟山十字路9:40-11:15南稜末端-13:30立場山-14:15青ナギ
舟山十字路のゲート前に駐車し歩き始める。少し歩くと前方に阿弥陀岳が一時見える。  堰堤を渡り反対方向に歩いて迷い、時間ロスする。堰堤まで引き返し、よく見ると赤布がある。これを30分程登ると旭小屋方面との道に合流する。  視界のない道を辿ると、立場山近くになると雪道になって来る。ここら辺りから南稜上部も見えるようになって来る。
 
平坦になった尾根道を30分少々歩くと、やがてザレた青ナギに到着する。積雪があれば絶好のビバーク地となっている。  ここから眺めるガリーは急峻に見える。南稜核心部を目で追うこともできる。  
2005年11月20日 快晴
青ナギ8:50-10:00無名峰-12:05ガリー終了点-12:45阿弥陀岳13:00-16:10舟山十字路
朝はゆっくりと青ナギを出発する。無名峰まではまだ樹林が多い。  無名峰からは完全に視界は開かれる。P3が威圧的だが、岩壁基部をトラバースしてガリーに廻り込む。  心配していたガリーに固い氷はなく、10cmの雪が詰まっているだけである。フィックスザイルがあるので安心感が違う。
まだ浅い雪なので、強く引っ張ればザイルは掘り起こせる。2ピッチでほぼ終了だが、安全のため尾根上のバンドまでザイルを使用する。  ここまで来れば一安心、頂上までルートも目で追える。残置ハーケンも幾つかあるがザイルを使用することはなかった。  赤岳をバックに登頂後の記念撮影。
阿弥陀岳頂上より登って来た南稜を振り返る。  帰りは御小屋尾根を下る。  黄昏迫る舟山十字路付近のカラ松林が心地良い。
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