笈ケ岳


自然公園のカタクリの群落を横に眺めながら、野猿公園までは遊歩道になっている。	ジライ谷を横切ると急登の連続。スリップすれば大怪我をするような所だが要所にはロープがある。

大岩を過ぎると幾分緩やかな登りに変わり、雪のピークも見えてくる。	明日通過するシリタカ山も見えてくる。

稜線が近付くと白山も見えるが頂上は雲の中のようだ。冬瓜平にテントを張る予定だったが稜線からまだ１００mも下る。	稜線直下の平らな展望も絶好の場所に張ることになった。テント設営後早々とアルコールが入る。雷も鳴り夕刻には雨になるが快適な場所だ。


前日の盛り上がりで、やや遅いスタート。ガスをついて歩き始める。	冬瓜山付近で山の師匠の訃報連絡が入るが、登れという連絡にも聞こえたので、ためらうことなくシリタカ山へと向かう。

シリタカ山からはガスも晴れ始め、気持良い稜線と眺めが展開する。	笈ケ岳は目前。

辿り着いた頂上、ここだけは雪が無い。	明るい稜線の帰り道。

短いがグリセードも出来る。	ここからはシリセード。

冬瓜平への明るい帰り道。	冬瓜平も展望の良い設営地。

テント撤収後、稜線を越えて白山を望むが、今日も霞の中で頂上ははっきりしない。	昨日は気が付かなかったコブシも目立つ。

下りの急下降を心配していたが、案ずることもなく野猿公園に着く。	後は遊歩道のカタクリ、イワウチワ等を眺めながら帰る。