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| 元谷からほぼ正面に見える谷のうち、左手に見えるのが中ノ沢である。元谷からはガレ沢を詰めて行く。 | 取付点に着くと、すでに雲稜山友会のパーティーが登り始めていた。総勢9名の大所帯なので待たされる。日の差さない北壁はじっとしていると寒い。 | 取り付きは階段状で易しいが、ザイルが伸びた30m附近で少し微妙になる。 |
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| 2ピッチ目はやさしく、広いテラスでくつろげる。3ピッチ目はやさしく快適な岩登り。 | 4ピッチ目で先行パーティーがスラブでアブミを使用しているのを見て、草付きを巻くが快適ではない。 | 5ピッチ目からは柱状節理の岩も現れホールドに事欠かない。6ピッチ目の狭まった所を抜けると登攀はほぼ終了となる。 |
