笛吹川・東沢釜ノ沢(甲武信岳)
2003年10月12日 曇り 2人
駐車場9:25--10:20鶏冠谷出合--12:15山ノ神--2:55魚留滝--4:50広河原--5:05ビバーク
2003年10月13日 曇りのち雨のち曇り
広河原7:30--4段10m滝上8:50--12:05甲武信小屋--甲武信岳往復--甲武信小屋12:50--4:10駐車場
東沢山荘下の無料駐車場に車を止め、西沢渓谷との二俣まで30分歩く。吊橋を渡り、入山禁止の看板がありロープも張ってあるが、これを無視して踏み跡を辿り東沢に降りる。 鶏冠谷付近で踏み跡に自信がなく、鶏冠山への道に入ってしまった。ここで大きく時間をロスしてしまう。実際には写真の右手の踏み後をたどりホラノ貝等を足元に見ながら長い巻き道となる。
山ノ神で沢に降り、いよいよ沢歩きとなる。 本流には魚留滝まで滝はなく、まず東オツクエ沢のF1が出迎えてくれる。
続いて乙女ノ沢、東ノナメ、西ノナメと綺麗なナメ滝が迎えてくれる。 水際をスタスタと歩き、いよいよ沢登りらしくなってくる。
予定を大幅にオーバーして、ようやく魚留滝に着いた。倒木を立てかけた付近に取り付き5m登ると踏み跡となっている。 魚留滝上部は快適な千畳のナメ床が続く。なおもナメ滝ナメ床が続く。
両門の滝はこの沢随一の見せ場だ。紅葉とナメ滝のコントラストもなかなかだ。右手の踏み後から登ると上部は落ち口付近へ。この辺りはザイルがあった方が安全である。 ヤゲンの滝は右側のリッジを登り、巻く。さらにその上の6m滝も迫力ある水量を眺めながら巻くと広河原への入口である。薄暗くなり始めていたので、少し歩き、そうそうにビバークする。
翌朝は単調な広河原の歩きが一時間続く。 4段の滝、ここで愚妻が肩を抜いたので、上段10mが登れるはづであったが、右手にある巻き道を登ることとなった。
いくつかの小滝とナメを越えやがて木賊沢との二俣に掛かる滝。直進すると木賊沢なのでこれを上部でトラバースする。 本流に掛かるやや急なナメ滝。立ち木の中に踏み後があるので、これを登り再び上部で沢に入る。
ここら辺りから眺める紅葉。今が盛りの色合いである。 ナメ床が長く続いている。少し歩くと右手の樹林に向かって踏み跡が付いていたのでこれを登る。しかし上部で苦労したので、この沢を奥まで詰めるのが正解だったかもしれない。
甲武信小屋で前日追越された6人パーティの方から、着くそうそう暖かいココアを振舞われた。濡れた体には何よりのご馳走で有難うございました。小休止の後、甲武信岳往復をしてから下山する。 下山は戸渡尾根から徳ちゃん新道を下る。紅葉の始まりかけたカラ松林が美しい新道だった。
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