雪彦山


雪彦山キャンプ場のすぐ脇に登山口はある。出雲岩方面への登山路は、いきなりの急登である。30分弱で展望台に着き、眼前に岩峰群が飛び込んでくる。よく見ると岸壁に取り付いたクライマーの姿がある。	展望台から30分で出雲岩に着く。大きく張り出したハングにもボルトが打ち込まれ、いくつものルートが刻まれている。このあたりから岩場混じりの道となり、クサリ場となる。

随所に足のすくむ場所もあり、展望も良好となる。程よい緊張感を味わえ、疲れを感じる間もなく頂上に近ずける。これを越えると頂上はすぐそこである。	頂上には祠があり、展望も申し分ない。一般には雪彦山頂上は、この大天井岳を指すが、地図上の雪彦山915mは、さらにこの奥40分のところにある。


大天井岳より、虹滝方面へ下山する。何箇所にもクサリ場があり慎重に下る。雨の日などにはスリップに注意を要するルートである。	圧倒的迫力の地蔵岳岩壁を眺める好ポイントである。ここで岸壁にしがみ付いているクライマーを見れたらラッキーである。ここからの悪場としては、陰気な感じのする虹滝への下降だけである。虹滝を過ぎると傾斜は緩く、断然歩きやすくなり、標識に従えば自然に登山口に帰り着く。