久曽木谷川(大段) |
2006年10月14日の記録 晴れ 3人 |
駐車地7:55-9:20クソギ大滝9:50-10:45林道11:10-11:45大段付近-12:15林道-13:30F3-14:05駐車地 |
林道脇の空地に駐車し、荒れた林道を辿って行くと20分程で堰堤、その上部から入渓するとすぐに階段状のF1。 | 小滝を越えて行く。 | 10mの高さのあるF3、ザイルを着けて水際を行くが手掛かりはしっかりとある。 |
つたのロープの助けを借りると小さなスタンスも安心。 | 突然現れる、幻の滝と呼ばれているクソギ大滝。50mで大きくは二段に分かれ、上下ともさらに二段に別れている。下段は左岸を登る。 | 中段を横切り右岸を小さく巻く。 |
上段のテラスから傾斜の緩い左端を登ると大滝上部に立てる。 | ナメ滝二つを登ると滝は終了である。 | 倒木帯を抜けると、しばらくは歩き易い岩床が続く。 |
沢の傾斜は弱まり、歩き易い右岸の杉林の中を歩いていると、林道延長工事中の場所に突き当る。これを突っ切りさらに上流の大段を目指す。 | 大段は氷ノ山、三ノ丸から派生する長大でなだらかな尾根なので気になる場所だった。頂上には到達できなかったが、想像通りネマガリ竹の密生する広いピークが確認できた。 | 大段を諦め、林道へと引き返す。林道からは沢沿いの不鮮明な踏跡を辿る。F3付近まで帰ってくると踏跡は徐々に明瞭になってくる。 |
『久曽木谷』 地域研究報告『因幡の山やま』 鳥取県東部山岳研究会議編 国道29号線沿いの落折部落より2km手前に発電所の取水口があり、そこから氷ノ山西尾根上の三ノ丸、大段(1255.4m)の鞍部に突きあげている。これも大きな谷である。古くは木地屋が入り込んでいたものらしく、池田家文書中「在方諸事控」の天文6年6月28日には次のような記述が見られる。 「但州養父郡筏村山ニ居申候木地晩重三郎、角兵衛と申者、当村くそぎ山ニ参度申付、村中相談同心之上を以、奉願上候。(中略)八頭郡五人組 角兵衛(後略)」 中流に美しい滝があり、散策に適している。 |