中津美渓谷(黒岩高原)鳥取県用瀬町
 
2003年7月12日の記録   曇り 時々霧雨
林道終点9:35-10:20小滝-11:00不動滝-11:35昼食12:00-1:00稜線1:15-2:55林道終点
中津美渓谷の林道終点に広場があり車が置ける。10分少々左岸を歩き、中津美渓谷の看板のある付近で右岸に渡る。遊歩道は不動滝まであるが荒れている。  小滝の名称のある10mの滝。雨で増水しているため迫力ある滝となっていた。左側のルンゼ状を登るが出口はブッシュである。
不動滝直下の滝は、普段水の中を歩けるだろうが急流となり歩くことができない。  不動滝右側の壁は潅木まじりで、登攀可能であろうが、濡れていて陰気な感じなので高巻いた。巻いて行くと、上部に出来た林道に突き当ってしまう。林道からさらに滝は二つ三つ見えるが、登攀意欲をすっかりそがれてしまう。
林道を少し辿り黒岩高原へ向かう。上部には黒滝の表示があったが見つけることは出来なかった。山紫陽花の咲く幻想的な杉林。ここまで来ると稜線はすぐそこである。  稜線は背丈程のブッシュ。黒岩高原へはあと少しであるがここであきらめる。

 


 『中津見渓谷』   地域研究報告因幡の山やま 鳥取県東部山岳研究会議編

中津見渓谷は江波山地に発する安蔵川の一支流である。用瀬町鹿の子から国道53号線と別れ、安蔵川を3kmほど遡り、ちょうど長登路渓を過ぎたところから南西に向かって入り込んでいる深い谷で、中流の不動滝は用瀬町民の古くからの信仰の対象であった。

林道が沢の中流まで入り込んでいるが花崗岩の河床が続く沢筋は廊下あり滝ありで結構厳しく登り甲斐のある沢である。

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