佐治川支流余戸谷右俣(三原山)鳥取県佐治村
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2003年6月1日の記録    小雨後ガス
余戸9:15--9:25入渓--10:30二俣--2:20三原山頂上2:30--4:25余戸
余戸公民館に車を置き、谷に沿って集落の中を歩いていく。10分も歩くと道は終わり沢沿いの踏み跡になる。やがて5m,12mの滝が現れるが、踏み跡通り巻く。  小滝の横を登り、辿って行くと堰堤となる。二つの堰堤と小滝を越えていくとやがて二俣となる。
右俣に入り少し行くと、12mの滝に行く手を阻まれる。左手に明瞭な巻き道があり、以後これを歩く方が楽になる。  そして2段25mの滝。これを眺めて右手にある巻き道を登る。道は踏み跡としては明瞭で奥の二俣まで続く。三原台に近い左俣に入るがブッシュがひどくすぐに引き返し右俣に入る。やがて行き詰まり尾根に逃げる。
ブッシュがひどく延々2時間あまりの格闘となる。この5月『雪虫集団』の努力により三原山までの登山道が復活した。ここまで来るとまさに天国の道となった。  その道を山菜を摘みながらゆっくりと下る。この時季、三原台はまだ楽園であった。
 
 『余戸谷』   地域研究報告因幡の山やま 鳥取県東部山岳研究会議編 

 余戸の集落の中心を流れて佐治川に合流しているのが余戸谷(家の奥谷)である。村の家々の奥の方から流れ来る谷、と云った意味の方位地名であろうか。堰堤を作った時の古い道は荒れ果てて、谷に入る者の途絶えたことを語っている。所々植林してあるが原生林が多く、暗い感じのする谷である。滝の数はあるが直瀑のため登攀出来るものは少なく、ほとんど高巻きする。高巻きは容易である。

上へ 余戸谷遡行図